目薬とセルフメディケーション

目がかゆくて仕方がない花粉症シーズンは毎年やってきます。乾燥もひどくて、ドライアイになってしまいやすいシーズンでもあります。今回は薬局でも扱っている目薬について解説します。

パタノール点眼液

花粉症の薬で有名な「アレロック」(成分名:オロパタジン)が入った点眼薬です。花粉症の方で目がかゆい人はよく処方されます。内服のアレロックは眠気が強いのですが、点眼タイプであるパタノール点眼液はほとんど眠気がないです。注意点として、ベンザルコニウムという保存料が入っているため、ワンデイ以外のソフトコンタクトレンズと相性が悪いです。該当するタイプのソフトコンタクトレンズを使っている方はベンザルコニウムが入っていないタイプの「アレジオン点眼液」を使うとよいでしょう。

アレジオン点眼液

こちらも花粉症の薬で有名な「アレジオン」(成分名:エピナスチン)が入った点眼薬です。パタノールより効き目が良いとされていますが、パタノールより値段が高いです。コンタクトを付けたままでも点眼できます。パタノールとアレジオンは「処方せん」か「零売」でしか現状は手に入りません。

ザジテン点眼液

ドラッグストアでも売っていますし、薬局でも販売できます。処方せんで交付されることもあります。ベンザルコニウムが入っているため、パタノール点眼液同様に、ソフトコンタクトレンズを使っている人は注意が必要です。なお、ドラッグストアで売っているタイプで即効性があるのはザジテン(ケトチフェン)くらいでしょうか。花粉症に使う場合はパタノールかアレジオンで十分対応できます。

サンコバ点眼液

疲れ目、眼精疲労に使います。ビタミンB12が入っており、目をよく使っている人だと目の栄養補給にいいです。ドラッグストアでも、薬局でも、病院でも手に入ります。ピンク色をしているのはビタミンB12が入っているからです。水溶性なので、洗濯すればしっかり落ちます。

ミオピン点眼液

目のピント調節を改善して、眼精疲労に効果のある点眼薬です。緑内障で手術をしていない人は使用に注意が必要です。仕事しすぎて目の奥が痛い、そんな時に使います。原因はディスプレイの見過ぎ、スマホの使い過ぎ、睡眠不足であることが多いので、眼精疲労に使う点眼薬は一時的な使用にとどめて、適度なリフレッシュや睡眠もとるようにしましょう。

ヒアレイン点眼液

眼科でよく処方されます。人工涙液タイプの点眼液と違い、目に傷が入っているとき(角結膜上皮障害)に、ケアするために使います。人工涙液は数分しか効果がないので、ドライアイにはヒアレインかムコスタ、ジクアスといった点眼薬を使います。3つの治療薬のうち、ジクアスは処方せんが必要な医薬品です。ヒアレインを1週間使っても症状が改善しない場合は眼科で専門治療をうけることをお勧めいたします。ちなみに、ドライアイは環境改善である程度予防できます。乾燥シーズンは加湿器を使うこと、エアコンの送風で乾燥するので、直撃しないところで仕事すること、喫煙しないこと(涙液層の安定性を損なう)に気を使いましょう。

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