胃腸炎とセルフメディケーション

胃腸炎の場合は、基本的に症状が治まるまで対症療法に努めます。頑張って病院に行っても、すぐに治ることがないのが、胃腸炎の憎いところです。今回は、そんな胃腸炎でピンチな時にお役立ちするお薬のご紹介を致します。

OS-1(経口補水液)

いきなり薬ではないのですが、ほぼお薬のような効果があるので、一番最初に紹介させていただきます。OS-1(経口補水液)は飲む点滴として、所ジョージさんがよくCMで宣伝している飲み物です。胃腸炎、嘔吐、下痢、熱中症、二日酔い等、脱水の症状を是正するために使われるステキな飲み物です。のどが渇いていないとき(脱水していないとき)はすっぱくて飲みづらいです。しかし、ゴクゴクと飲めてしまうと、脱水していることが大半なので、そのままゴクゴク飲みましょう。吐いてしまって飲む気力がない方は、一口ずつでいいので、ゆっくり摂取することをお勧めいたします。自分で作ることもできます。経口補水液は、水1リットルに対して食塩3g、砂糖40gで作れます。食卓レモンをお好みで加えるとさっぱり飲めます。

ソリタT配合顆粒2号

粉タイプのOS-1と考えてもらっていいです。WGO(世界消化器病学機構)が推奨するイオンバランスに近く、OS-1同様に酸っぱいです。一袋100mlに溶かして飲みます。大人の方は一日数回、脱水している状態で使います。持ち運びが便利、備蓄に場所をとらない点にメリットがあります。日ごろから2本ほどストックしておくか、ソリタT配合顆粒2号を10包ほどストックしておくとよいでしょう。繰り返しになりますが、経口補水液は家庭でも大量生産できますので、一度作ってみてください。

五苓散

胃腸炎のほか、二日酔い、吐気、下痢、脱水によく使われる漢方薬です。家庭の薬箱に置いておくべき薬No.1といっても過言ではないレベルで優秀な漢方薬です。味も苦くなく、とても飲みやすい部類です。とにかく胃の中に入っていれば効いてくれます。めまいや頭痛といった症状にも使われることがあります。黄連解毒湯とよく比較されるのですが、五苓散は熱っぽくなければ使う、黄連解毒湯は熱っぽくもあれば使う、という形で分けて説明させていただいています。

ファモチジン

胃が荒れているときに病院でも処方されることがある、ガスター10で有名な胃薬です。病院で処方されるPPIという系統の胃薬より早く効果が出ます。胃酸の分泌を抑えますので、症状緩和に役立ちます。脂っこい食べ物は胃酸分泌が増えるので、胸やけを抑えるためにファモチジンはよくつかわれています。

吐いてのどが痛い時、ファモチジンで胃酸の分泌を抑えて自然治癒するまで様子を見ましょう。 胃腸炎の場合はとにかく経口補水液と五苓散を用意すれば、やりすごせます。2週間以上続くようであれば、消化器内科を受診することをお勧めいたします。

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